終息後の誘客どうする 県と観光業者が意見交換

新型コロナウイルスは、県内の観光業にも大きな影響を与えています。その影響を少しでも減らそうと県は3月27日、関係者との情報交換会を伊東市で開きました。
 意見交換会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける県内観光業者の声を直接吸い上げたいと、県が初めて開きました。27日は伊東市の小野市長をはじめ、観光・宿泊・飲食などの関係者約30人が出席しました。会議では、新型コロナが終息した後、誘客対策をどう素早く打てるかについて話し合いました。伊東市では、新型コロナの影響で宿泊客のキャンセルが4月末までに4万5500人分出ていて、その推計損失は14億4000万円に上ります。さらに、3月26日発表された一都三県の移動自粛要請を受け、キャンセルが増えているとのことです。
 伊東観光協会・稲葉明久会長「大きな施設から小さい施設がいろいろあるが、そういうところの情報はなかなか県に情報が行っていない。金融支援などは、小さい施設の意見は吸い上げられていないので、そこをわかってほしい」
 県文化・観光部 高橋孝夫理事「地域の実情に合った、機動的な誘客を打たなくては。これからみなさんの意見を聞いて、終息後すぐに打てるよう対策を探りたい」
 県では、4月中旬までにそのほかの地域でも意見交換会を開きたいとしています。

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